愛犬をお風呂に入れてあげようとしたとき、犬用のシャンプーを切らしていることに気付き、どうしようかなぁ~って思ったことはないでしょうか?
そんなとき、「人間用のシャンプーを使って、ワンちゃんを洗ってみようかな?」って思ったことはありませんか。
ホント人間用のシャンプーのほとんどは、いい匂いがしますよね。
実際に人間用シャンプーを使ってみましたが、本当に使っても大丈夫なのか、また人間用シャンプーとの違いについて、我が家の経験を交え、詳しくお話しますね。
人間用シャンプーを使用してはいけない
人間用シャンプーは刺激が強い!
我が家ではトイプードルを飼って7年が経ちます。
犬用のシャンプーを切らしたことがあり、2~3回程度使ったことがあります。
本来は、犬用のシャンプーを買ってきて使用するべきところでしたが、夜中で買いに行けなかったこともあり、間に合わせとして、人間用のシャンプーで洗ってみました。
でも「本当に人間用のシャンプーって犬に大丈夫なのかな」と不安になり、翌日、いきつけの動物病院の獣医さんに話を聞いてみました。
先生(獣医さん)が言うには、人間用のシャンプーは、犬にとって刺激が強すぎるということでした。
人間用のシャンプーには弱酸性のものが多くあり、犬の皮膚(皮脂)に合わないということなんですね。
ひどいときには、皮膚がかぶれたり、炎症を起こしたりして、皮膚トラブルに繋がることもあると言われました。
人間用シャンプーは毛穴をふさぐ!
人間用シャンプーのほとんどのものには、犬の毛穴をふさいでしまう成分が含まれているようですね。
しっかりと丁寧にワンちゃんの皮膚(皮脂)を洗ってあげても、いくらかはその成分が残ってしまうようなんですね。
犬の皮脂は元来、体を汚さないよう保護しているものであり、人間用の刺激の強いシャンプーでは、必要以上に皮脂を剥いでしまいます。
そうなっては、ワンちゃんがかわいそうですよね。
なので、犬用のシャンプーを使ってくださいということでしたよ。
ただし、アレルギー体質や皮膚の弱い犬には、犬用でも普通のシャンプーでは皮膚に影響を与える恐れがあるので、病院等の獣医や治療専門医に相談してくださいとのことでした。
少し話が逸れますが、私の妹はコーギーを飼っていて、皮膚が弱いワンちゃんでしたので、よく獣医さんに相談をしていましたよ。
犬用と人間用シャンプーの違い
犬用シャンプーは弱アルカリ性!
犬用と人間用シャンプーに違いがあるのは、犬と人間の皮膚(皮脂)に関係があるんですね。
人間の皮膚は、一般的にpH(ペーハー)5.2~6.5くらいの弱酸性といわれています。
水溶液中における水素イオン濃度の量を意味します。
酸およびアルカリの度合いを0~14の数字で表し、 pH7を中性として、それ未満を酸性、pH7より大きければアルカリ性として表します。
pH0の値に近いほど酸性の性質が強く、pH14の値に近いほどアルカリ性の性質が強いことを示します。
ちなみに、皮膚のpHを測定する場合には、皮膚(皮脂)に専用の測定器を当てて測定します。
一方、犬の皮膚は品種にもよりますが、pH7.2~8.8くらいです。
犬の皮膚(皮脂)は弱アルカリ性なんですね。
いくつかのお店を尋ねてみて、犬用のシャンプーを調べてみたのですが、質の良いシャンプーはpHが7.2~8.0くらいの弱アルカリ性でした。
犬の皮膚に合わせて作られているものが、多く見られましたよ♪
それらのシャンプーは基本的に二度洗いするものが多くあり、『犬の皮膚の状態(弱アルカリ性)に合わせて作られていることで、汚れが自然に落ちやすくなっている』とショップの店員さんから話が聞けました。
犬用シャンプーは舐めても安全!
犬用のシャンプーは、万が一ワンちゃんが舐めても害のないよう安全のものになっていました。
人間用のシャンプーでは、このように舐めるわけにはいかないですよね^^;
実際、シャンプーを購入することになった場合には、一旦、お店の人に確認することも大事ですね^^
人間用シャンプーを使っても大丈夫かのまとめ
犬に人間用シャンプーを使っても大丈夫なのかについて、我が家の経験を交え、詳しくお話しました。
また、犬用シャンプーと人間用シャンプーの違いについても紹介しました。
人間用のシャンプーでワンちゃんを洗うのはやめておきましょうね。
舐めたりするのもよくないですからね。
家族同然の大切なワンちゃんであるからこそ、犬専用の肌に優しいシャンプーで洗ってあげてくださいね^^